…次の日。
校舎の外にある掲示板の前は既にたくさんの人だかり。
良子、もう貼ったんだっ…
早足で通り過ぎようとしたら、誰かに腕を引っ張られた。
「風花っ、オハッ」
ピキッ…
良子っ………
黙って良子から腕を振り払った。
「はいこれ、今日の新聞!うまく撮れてるでしょ??純君もほしいって言うからあげといたよ」
良子から渡された校内新聞を見た。
【またもや加瀬純一郎、頑張った!3回目の告白】
その大きな見出しの下には、向き合って立つ私と加瀬君の写真。
“アレ”とはこれの事。
加瀬君からの告白…。
ため息が出た。
「あんたが笑うのを待ってたのに全然笑わないからこの写真にしたの」
「嫌いな奴からの告白に笑える訳ないでしょ!!こういうのやめてよねっ…」
私がそう言っても、全然悪気も見せずに笑ってる良子。
1度目も2度目の告白も良子にスクープされてしまった。
お相手の“加瀬君”とは…。
この学校一番のいわゆるチャラ男。
女好きで、合コンではいっつも美女をお持ち帰りしているらしい。
そんな男に、何故か目をつけられた私。
うざい。
私はあんな男タイプじゃない。
髪の毛だってオレンジに染めてるし、友達もみんな派手だし、
とにかく見かけからして軽い男。
大嫌い。
校舎の外にある掲示板の前は既にたくさんの人だかり。
良子、もう貼ったんだっ…
早足で通り過ぎようとしたら、誰かに腕を引っ張られた。
「風花っ、オハッ」
ピキッ…
良子っ………
黙って良子から腕を振り払った。
「はいこれ、今日の新聞!うまく撮れてるでしょ??純君もほしいって言うからあげといたよ」
良子から渡された校内新聞を見た。
【またもや加瀬純一郎、頑張った!3回目の告白】
その大きな見出しの下には、向き合って立つ私と加瀬君の写真。
“アレ”とはこれの事。
加瀬君からの告白…。
ため息が出た。
「あんたが笑うのを待ってたのに全然笑わないからこの写真にしたの」
「嫌いな奴からの告白に笑える訳ないでしょ!!こういうのやめてよねっ…」
私がそう言っても、全然悪気も見せずに笑ってる良子。
1度目も2度目の告白も良子にスクープされてしまった。
お相手の“加瀬君”とは…。
この学校一番のいわゆるチャラ男。
女好きで、合コンではいっつも美女をお持ち帰りしているらしい。
そんな男に、何故か目をつけられた私。
うざい。
私はあんな男タイプじゃない。
髪の毛だってオレンジに染めてるし、友達もみんな派手だし、
とにかく見かけからして軽い男。
大嫌い。