次の日。


学校について靴箱を開けたら、封筒が入っていた。


何だろ…?


「なになに、ラブレター???」


肩をドンッと押してきたのは、


スクープ好きの良子。


「あんたが変な写真撮るから加瀬ファンからの呼び出しだよっ。責任取ってよねっ」


そう言って良子に封筒を押し付けたら、興味津々に良子が封筒を開けた。


絶対に校舎裏に来いとか書いてあるんだっ。


やんなっちゃう。


「わっ、これ、本当にラブレターだよっ…」


「えっ?!」


ラブレター?!


まさか、また加瀬君っ?!


良子から手紙をもぎ取った。


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お昼休みに、屋上に来て
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下さい。
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望月さんとお話がしたい
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です。お願いします。
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3−A 三上
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3ーAの…


「三上って、まさかあの三上君?」


生徒会の人だよね?


「じゃない??風花って本当にモテるね〜。これも絶対に告白だよ!加瀬君が聞いたらどうするんだろねーっ」


良子がおもしろがって加瀬君を探すふりをした。


「やめて!もうほかっといてっ!またネタにしたら…今度こそ絶好だからねっ」


「えぇ〜!!」


え〜じゃないよっ。


毎回ネタにされる私の身にもなってよねっ。


それにしても。


昼休み…………かぁ。


やだな。


行かなきゃダメかな。