第一、此処は学校だ。 (もし先生とかが通りかかったら、どうするつもり何だろうね) だからこそ彼らはこんな場所を選んだのだろうが。 「おい、聞いてんのか!」 (うるさいな…) ギンッ、鋭い睨みを効かせると、三人は怯んだ。 「……だからさ、あんたら馬鹿じゃないの、って言ったの」 腕を組み、わざとらしく偉そうにしてみる。 案の定、彼らは優希の挑発にのってしまった。 「お前後輩のくせに偉そうなんだよ!」 「ふざけんなよ、俺らの何処が馬鹿だって!?」 犬みたいに三人は彼女を威嚇する。