コンプレックスなふたり☆



第一、此処は学校だ。


(もし先生とかが通りかかったら、どうするつもり何だろうね)


だからこそ彼らはこんな場所を選んだのだろうが。


「おい、聞いてんのか!」


(うるさいな…)


ギンッ、鋭い睨みを効かせると、三人は怯んだ。


「……だからさ、あんたら馬鹿じゃないの、って言ったの」


腕を組み、わざとらしく偉そうにしてみる。

案の定、彼らは優希の挑発にのってしまった。


「お前後輩のくせに偉そうなんだよ!」

「ふざけんなよ、俺らの何処が馬鹿だって!?」


犬みたいに三人は彼女を威嚇する。