闇の貴公子に偽りの愛を



「心配してくれてありがとう、エドガー。…エドガー?あなた、パーティーを今までに……私の為に何回断ったの?…たまには強制的に連れていかれてもいいのよ?」

アディナはエドガーがパーティーを断っているのを直接見たわけでは無いが、エドガーの書斎に入った時、断りの手紙を見たことが何度かあった。


「知っていたんだね。…わかったよ。アディナ。次に開かれるマリノスさんのパーティーには出席してもらうよ。」



アディナは嬉しく思った。


エドガーに恋している。


そう自覚してからエドガーと一緒に、夫婦らしい事がなかなか出来なかった。



「エドガー……私…本当に貴方を助けられるのかしら……」


だって私は貴方に恋してしまったのよ。



花嫁が偽りの愛を捧げる3年間で悪魔は闇の貴公子に命を返す。


なのに……


私は偽りの愛を捧げる事なんてできないわ……