~裏路地~

大人「ねえ、君さ、どうして俺なんかに声掛けてくれたの?」

咲夜「実は、一目見た時から貴方の事が好きで…」

大人「そうなーんだ。じゃあ、キスしても良いよね?君、かわいいし」

咲夜「はい。じゃあ…目をつぶってください。恥ずかしいんで…」

大人「うん、良いよ。はい」

かぷっ…

大人「いっ痛って!ちょっと、どうしたの?」

大人「あれ?ねえ、聞いてる?あ…なんだか体が…軽くなって…」

翔「そこまでだよ咲夜ちゃん血…吸ったんだね。
これで晴れてバンパイアになれたよ。咲夜ちゃん」

咲夜「うぅ…血ぃ…もっと…血を吸わせろぉぉ!」

翔「あら?副作用?まあ、最初は仕方ないか」

翔は、ポケットから十字架を取り出し、咲夜の額に押し付ける。

咲夜「ぐあっ!…止めろ…苦しい…溶ける…私の体が…」

翔はその場に倒れこんだ咲夜を抱きかかえる。

実咲「おい!貴様!咲夜に何をした!?」