すぐるー好きだと言って。ねーすぐるってばー。嫌だよ、恥ずかしい。何が恥ずかしいの?初めて飲む酒の量じゃねーし、酔ってんじゃん。帰るよ。おんぶ、ねーおんぶ。はいはい。と2人っきりのデートで初めてお酒を飲んだ私は、すぐるに思いっきり甘えてしまってる。すぐるの背中で気持ちよく寝込んだ私は、目覚めると、すぐるの部屋のベッドに寝てた。あー起きた?えっうん。何顔赤くしてんの?何もしてないから。あっそー。でものりかって本当に俺が好きなの?好きだよ。昨日はずっとゆうや、ゆうや言ってたけど。えーうそでしょ。それってやっぱゆうやが好きなんじゃん。と、この前のことを友達に話したら、興奮気味に言われた。そんなんじゃないって。今度はさっそくゆうやにチクったから、ゆうやからメールが来た。今会えないか。無理。と返信すると、今から会いに行く
。と家にやって来た。迷惑なんだけど。お前も俺のこと好きなんだろ。何言ってるの。私にはすぐるがいるの。じゃあなんですぐるの前で俺の名前を呼び続けたんだよ。それは酔ってたから。もー思わせぶりはやめろよ。俺疲れたし。俺お前なんか好きになるんじゃなかった。あっそ、あんたも彼女いるんだし、そっちを大事にしな。嫌がらせってわかってんだろ。お前が別れたら、俺も別れんだよ。私はすぐるが好きなの。残念だったね、はやと君の片思いとは違って。すぐるのどこがいいんだよ。あんな優柔不断なのがいーのか?そーよ。翌日、突然すぐるから別れようと言われた。なんで。俺はのりかに利用されてる気がするんだ。なんで。はやとが好きだったんだろ。うん。はやととゆうや似てるじゃん。だから?だからゆうやも好きなんだろ。似てるから嫌なの。どうして?私ははやと君の発言に傷ついたの、今の私が好きってゆうやは言ってるけど、はやと君に似てるから、本当は昔の私が好きで、結局は今の私を傷つけるよ。昔の私と比べられるの嫌なの。だから私は2人と違って相手のことを考えるすぐるが好きなんだよ。すぐるの方こそ私が嫌いなんじゃないの?嫌いじゃないけど、そーいうの無理なんだ。ごめん。