由希音には、『忙しくはなかったから大丈夫だよ』と返信をし、そのあとは世間話をして、その日のメールのやり取りは終わった
それから、何日かに1回ぐらいの頻度でメールをするようになった
あの時と違うのは、二人が恋人同士ではないこと…
それでも俺は楽しくメールをすることが出きることに嬉しさを感じていたし、恋人に戻れなくても、二人が幸せならそれでもいいと思っていた
そんなある日…
李花から『今度高3のときのメンバーで遊ぼうと思うんだけどくる人ー?』という一斉メールが来ていた
そのあとすぐに俺宛に李花からのメールがきていた
『由希ちゃん、来るよ』
たった1文だけど、それだけでドクンと胸が高鳴ったのがわかった
もう、チャンスはないかもしれない…
もう、2度と会えないかもしれない…
そんなことを考えて俺は、『俺大丈夫、参加出きるよー』なんて返信をしていた

