「お前が、先生を好きになってたのも分かってた。つか、俺よりお前のほうが辛いんじゃねぇの?」
2人の姿見て、辛そうに顔歪めて…俺はそんなお前の顔見たくなかったよ
だから、いつも先生と美乃里がいる準備室に乱入して、2人っきりにさせなかった
「…う、嘘だー!知早、いっつも、あたしだけに意地悪するじゃんか!」
まぁ、それは、何て言うか…
「照れ隠し…一緒にいたいけど、何か照れくさくて…あれだよ!好きな子はなんちゃらっていうやつ…」
何言ってんだよ…なんちゃらって
キモっ…
俺は、頭を掻きながら下を向いた
「な、何それ!だったら、早くっ…っ…言ってくれればよかったのにっ!」
は?
俺は、勢いよく顔を上げた
その先には、涙を流す美乃里がいた
「えっ…なんで…」

