「だ、だから、ずっとコノのことが好きだったんだよね?」
「…それ、どういう意味での好き?」
友達として?それとも、恋愛対象として?
「…もちろん、恋愛対象としての意味で」
まさか…
「ずっと、そう思ってたのか?」
「あ、うん…だから、コノが先生と付き合いだして、知早は凄く辛いだろうなぁって、思って…
だから、昨日もコノの変わりとして、あたしを呼んだのかなぁって」
うつむきながら、言う美乃里を見て、俺は体の中の二酸化炭素が全て無くなりそうな程の大きなため息をついた
「な、何よ!ため息なんかついて、せっかく心配してあげてるのに!」
「別に心配しなくても大丈夫だよ…俺は、恋乃梨をそういう対象として見たことねぇから」
むしろ、見ようとしてなかったよ

