「ん?なんか言ったか?」


「いえ、別に」



あたしはわざとそっけなく言った


本当は聞こえたくせに


そう膨れていると先生はあたしを離して言った



「あと1年待ってられるか?」



今度は真剣な顔で言った先生


そんなの決まってる



「うん。大丈夫だよ
先生のこと信じてるもん」


「そっか…」



優しく笑った先生はオレンジ色に染まってた…





〈END〉