「殴りたかったら、殴れ」


「………」


「っていうか大好きな友里に泣き顔見られていいのか?」


「良くない…」


「だろ?」


「うん…」


「じゃぁ、笑え!」


「…こう?」


「う~ん…なんかぎこちないな~」


「!!?」


「俺様必殺こしょこしょ!!」


「やめっ!!ハハハッ!やめろよ!クハハ!!」


「お前、結構イケメンじゃん。友里なんてチビお前には持ったいねえよ」


「う、うるせ!ってもういい加減こしょこしょやめろー!」


「しゃーねえな。ま、とにかくお前には姉貴みたいなナイスボディな美人さんがお似合いだぜ?」


「………」


「ほらほら、いい女見つけたら落とす方法教えてやっから。な?」


「兄貴!!!」


「ハハハ、もう兄ちゃんかよ。まぁ、童貞卒業するときに困らないようにあっちの事も教えてやっからよ」


「ハハ、よろしく、兄貴!!」


解決しちゃった……(信司に変な事は教えて欲しくないけど)



惚れ直してしまいましたよ、玲央君…




とりあえず、信司の機嫌が直ってよかった……



これからは頻繁にここに来るようにしよう




―――――もちろん、玲央君もつれて