ご主人様とわたしの関係♥

「これから末長くよろしくお願い致します、王子様」


私を抱きしめる為に片膝立ちをしていたマスターに対し、私は膝立ちになりマスターの頬にキスを落とした


「友里って変な所積極的だよな」


「…あ」


ある事に気付いた私の頬はカアァと紅く染まっていく


「な、名前で呼んでくれた……///」


「気付くの遅ぇよ」


微笑を浮かべるマスターは満更でも無さそう



「ふふっ…」


「なんで笑ってんだよ」


「いえ、なんでもないんです…へへっ」


「なんだよ、気持ち悪ぃな」


「あの…一つ聞いてもいいですか?」


「おう」


「どうして私だったんですか?私より美人な人…このお屋敷いっぱい居るのに…」


「さぁ?なんでだろうな。俺にも分かんね」


「あ、友里」


「はい?」


「これから二人の時はマスターとか呼ぶの禁止な」


「ご主人さ」

「ご主人様もな?」


「うっ…」


「玲央で良いから。ほら、言ってみ?」


「れ、れ……玲央………君」


「ッチ…まぁ、いきなりは無理か」


こくこくと頷く


「しゃーねー、お前のその可愛さに免じて許してやるよ」


どうしてそんなこと恥ずかし気もなくサラっと言えるんだろう?


私の頬はまた紅潮するのであった