バンッ!!!
「うわっ!!」
書類片手にペットボトルに入ったスポーツドリンクを飲もうとしていたのであろうマスターが肩をビクつかせる
「あ、すいません…」
「もう少しゆっくり開けろよ、ドアが潰れっぞ?」
マスターは悪戯っぽく笑い、書類を右手の薬指と小指の間に挟み、右手に持っていたペットボトルを左手に持ち直したかと思うと、余った3本の指のうちの人差し指と親指で丁寧にペットボトルの蓋を閉めた
「器用ですねー…」
「いや、誰にでもできるから」
「私出来ませんよ?」
「いや、それお前の短い短い指のせいじゃね?」
「なっ、失礼な!!!」
私はマスターに気付かれないようマスターの手を盗み見る
うわぁー…マスターの手大きい…指も細長くて綺麗…
わ、私だって…
「…………」
見なきゃ良かった
ううん、見てない
私は何も見てない!!
そう、私は何も見てないよ!!
「なに今にも泣きそうな顔してんの?」
「そんな顔してません!!」
「いや、涙目で言われても…」
「あ、俺の指と自分の指を見て失望したんだな。ドンマイだな、おう」
「うるさいですよ!!」
「いてっ!!」
私の回し蹴りがマスターの腿の裏の膝上ぐらいの高さに直撃する
ちょっぴり優越感
「うわっ!!」
書類片手にペットボトルに入ったスポーツドリンクを飲もうとしていたのであろうマスターが肩をビクつかせる
「あ、すいません…」
「もう少しゆっくり開けろよ、ドアが潰れっぞ?」
マスターは悪戯っぽく笑い、書類を右手の薬指と小指の間に挟み、右手に持っていたペットボトルを左手に持ち直したかと思うと、余った3本の指のうちの人差し指と親指で丁寧にペットボトルの蓋を閉めた
「器用ですねー…」
「いや、誰にでもできるから」
「私出来ませんよ?」
「いや、それお前の短い短い指のせいじゃね?」
「なっ、失礼な!!!」
私はマスターに気付かれないようマスターの手を盗み見る
うわぁー…マスターの手大きい…指も細長くて綺麗…
わ、私だって…
「…………」
見なきゃ良かった
ううん、見てない
私は何も見てない!!
そう、私は何も見てないよ!!
「なに今にも泣きそうな顔してんの?」
「そんな顔してません!!」
「いや、涙目で言われても…」
「あ、俺の指と自分の指を見て失望したんだな。ドンマイだな、おう」
「うるさいですよ!!」
「いてっ!!」
私の回し蹴りがマスターの腿の裏の膝上ぐらいの高さに直撃する
ちょっぴり優越感

