「まぁ、そんな事はどうでも良いから練習始めるぞ」

それからはという物…マナーを嫌というほど覚えさせられた


「こっ、こうですか…?」


「お前ってさ、呑み込み早いよな…」


「へへっ!」


「次はマナーとは関係ないが喋り方と歩き方な」


「はい!」

それから長ーい時間が経ち


「…篠原、お前すげぇよ!!

歩き方とか喋り方とかもう完璧じゃんかよ!!

立ち食いも完璧!

その他マナーも完壁だ!

お前、実はお嬢様とかだったりする?」


「ハハハ!お嬢様とか本当あり得ませんよ!

お嬢様だったら社交ダンスくらい軽々と踊れるますよ!!」


「……そこまで否定するか」


「はい、否定します」


「てか、なんで篠原はここに来たんだ?」


「あぁ、それはですね」


それから私はマスターにここに来た経緯を話した


「…なんか悪かったな」


「あ、いえ、もう癒えた傷なんで」


それでも、まだバツが悪そうな顔をしているマスター


傷が癒えてるのは本当なんだけど…


「れ、練習始めるか……」


「練習というより復習じゃないですか?」

ちょっとしたドヤ顔を決めてみる


「ははっ!そうだったな…!」


「はい!!」