頭痛が激しくならない様にゆっくりネグリジェを着てそのままベッドに向かおうとした時、ふと気付いた



1つ目は、

私よりももっといっぱいお酒を飲んでた二人は、私より頭痛やらなんやらが酷いであろうこと


2つ目は

その酷い状態で私見たく走ってこの部屋まで着替えを取りに2人が来るであろうこと


そして最後は

結果、服持っていってあげといた方が二人の為



「しょうがない、畳んで持っていこうか…」


どっちがどっちの服かなんて分からないけど、幸い二人ともお互いに少し離れた所で脱いだみたいだから分けて畳む事が出来た


「…早く行って、早く置いて、早く寝よ…」



…ベッドの近くに置いとけば二人とも分かるかな?


「ここに置いとくからねー」


聞こえるはずもないんだけど、声を潜めて一応ご報告



「よし、じゃぁ、寝よう」


「ん……」


バタッ…



「え?…あ」


そっか、マスターが一番寝辛かったんだろうな…


えっと、確か私の部屋に毛布が置かれてたはず…



「ちょっと待ってて下さいね、ご主人様」


タタタタタッ


床で雑魚寝するマスターに部屋から持ってきた毛布をそっと掛ける


こうやって見ると、マスターってかなりのイケメンではなかろうか…?


うわ、今更ながらドキドキしてきた……!!////