言い知れない想いが溢れて、俺は衝動のまま志穂の身体を抱き寄せていた。
「……、」
息を詰まらせるほどの感情に、鎖骨のあたりがギュッと軋む。
こんなの、こうするしかないだろ……。
固まっている志穂のやわらかな髪に指を絡ませながら、おでこを合わせた。
「ほんと、お前は……」
「ごめん、ハル……やっぱりあたし、もう少しハルといたい」
素直にそう言った志穂は、ふにゃりと笑みを零す。
時々志穂は、こうして俺を惑わせる。
首筋が火照るのを感じながら、苦笑した。
確かに、今日は忙しい。
でも、ふたりの時間のためなら。
それは許されるだろ?
チュッと啄むようにキスを落とす。
何度も、何度も唇を合わせれば、吐息はいつの間にか甘いものに変わる。
頬を染めた志穂の濡れた瞳が、俺を映す。
そっとベッドに押し倒すと、俺を求めて腕が伸ばされる。
すぐに志穂の首筋に唇を落とした。



