溺愛プリンス



しばらく無言で見つめ合ったあと、ハルは掴んでいたあたしの手を引いてベッドにつかせた。




「わっ、は、ハル?」




ドキン ドキン


少し身体を倒したハルに、前のめりになったあたし。
この体勢……まるであたしが押し倒してるみたい……。


慌てて身を引こうとしたけど、させてもらえなかった。




「心外だな。興味ない女にうつつを抜かすほど」

「……っ、」



そう言いながら、さらに手を引かれ。
ハルはしっかりとあたしの腰に腕を回す。



「俺は暇じゃないんだぞ」

「ご、ごめんなさい……」



伏し目がちなハル。顔を傾けてそっと唇を寄せた。


わっ、き、キスされる?