「なんでそんな自信たっぷりなの?
わからないよ? だって、あたし達まだ始まったばかりじゃない。これから先のことなんて……」
「わかるに決まってるだろ」
そこまで言うと、ハルはかぶせるようにそう言ってあたしの肩をグッと柱まで押し込んだ。
えッ、やだ。
本格的に怒らせちゃった?
焦って、すぐそばにあるハルを見上げる。
「ハル、あのッ」
あたしを囲うように柱に片手をつくと、繋いだ手も同じように柱に縫いとめられた。
ドクン
覗き込むように視線を合わせられて、言葉を飲みこんでしまう。
「……なんでそんなに自信があるって?」
そこまで言ったハルの指先が頬を滑り、そのまま顎をすくい上げた。
「そんなの決まってるだろ。
俺が、志穂を、好きだからだ」
「!」
また、自信たっぷりのハル。
そう言って不敵に笑う彼は、あたしの胸元からネックレスを指に絡め取る。
「……もし。万が一お前の目が、他の誰かに向くような事があっても、また俺に向かせるだけ。それに、俺を夢中にさせたのは志穂だ。 何度だってそうしてやるよ」
ど、どうやら、相当お怒りのようです……。
歯が浮くような甘いセリフを言いながら、ハルはイジワルく微笑んだ。
真っ赤を通り越して、呆然としているあたしに、ハルはなおも続ける。



