溺愛プリンス



ギュッと握られてる手に力がこもる。

それからハルの手がそっと頬に添えられた。



ジワリ。
ジワリ。

身体が熱くなる。


瑠璃色の瞳に吸い込まれそうだ。




「なにも心配するな。必ず、幸せにしてやる。
俺と一緒になってよかったって、一生、そう思わせてやるから」

「……ハル」




ハルは、心の中が読めるのかな?

あたしが思った不安なんて、いとも簡単に言い当てて。
それを一瞬で取っ払ってくれるんだから。



”幸せにしてやる”



その言葉に、また笑みが零れる。



「ふふッ」

「……笑うとこか?」




不服そうに目を細めたハル。
フルフルと首を振るあたしをジロリと睨むと、フイッと視線を外してしまった。



「違うのハル。 あたし嬉しいんだよ」

「なら泣いて喜べ」

「……」



む。そう言われると……。

そっぽを向くハルの頬が赤い。
ああ、照れてるんだ……。


ますます、嬉しくて頬が緩んじゃう。


握られていた手をクイッと引いて、ハルの顔を覗き込む。



「ね、ハル」