「どした?」 寝起きだからなのか、 目が少しトローンとしている。 その姿にあたしは思わず ときめいてしまう。 「一緒に・・・ 文化祭回ろうかなって 思ったんだけど・・・ やっぱいいや。」 「いや・・・一緒周るか。」 「でも・・・」 「いいって。行くぞ。」 大地は無理やり手を引き 生徒会長室を出た。