「麗花ちゃんこそ!すごいね!!」 「教育の1つですのよ。 必ずやらされるのですわ。」 はぁ、とため息を つきながらそういう。 「・・・大変だね」 「本当ですわ。 羨ましいといいますけれど、 私から申したら そちらの方がよっぽど 羨ましいですもの。 好きな時間に遊んで、 友達も選ぶ必要がない。 私達には“自由”がないんです。」 まっすぐな瞳で そういう麗花ちゃんの目は すごく悲しかった。