「俺、お前に頼んだんだけど。」 って言われそうだし・・・ 「やっぱ、いいや。 気持ちだけ受け取るね!」 あたしは、 ひとり笑顔で廊下をかけぬけた 「えッ!ちょ・・・ 第二資料室の場所・・・ 知ってるのかな?」 なんて、 音也くんの声は 一切聞こえなかった。