「おい、 誰もいいなんて言ってないぞ」 眉間にシワを寄せ、 あたしたちを睨んだ 「「おねがい大地ィ~~」」 声を揃え、 皆で一斉にお願い。 あたし達はまるで、 捨てられた猫のような目で 大地を見る。 その姿に、 大地は心を打たれ・・・ るわけもなく、 呆れたようだった。