「そんな茶番はいいから。 お前も自己紹介しろ。」 大地はそう言って、 あたしの制服の襟を掴んだ。 「ゔッ・・・」 あたしは苦しそうな表情を見せ、 皆のほうを向いた。 「えーと、葉山柚乃です! プリンセスを やらせていただきます。 ふつつか者ではありますが、 どうかよろしくお願いします。」 「嫁入りするんじゃねぇんだから・・・」 「・・・あれ?」 大地の呆れた声に、 あたしは素っ頓狂な声で返す