【完】私の王子様・・・!?


「柚乃。」

「は・・・い?」


大地に呼ばれ、
あたしは肩を揺らした。






「気になってるようだし、
いつかはバレるんだし・・・

まぁ、
バレても特に何もないんだけど」




ハッと、
大地は鼻で笑う。

その姿にあたしは
ゴクリと唾を飲み込んだ。




しばらくの沈黙。

チュンと小鳥が鳴いた。



それと同時に、
大地が口を開いた。







「俺達は幼なじみなんだ。」