「ありがとうございます! それでそのー・・・」 あたしは言葉をつまらせた 不思議そうにあたしを見つめる そんな姿に覚悟を決め口を開く 「1年C組は・・・ドコでしょう・・・」 声はいたって小さめ。 だって・・・恥ずかしい 15歳にもなって迷子って・・・。 あたしは顔を伏せた ちらりとたまに彼を見る そんな姿に彼は笑顔を見せた