っていうかさっき来たときは いませんでしたよね・・・? あたしは首を、 お爺さんと同じように傾げた 「おっ、申し訳ありません。 自己紹介が遅れました。 外は寒いでしょう? とりあえず中へ。」 お爺さんは頬を赤く染め、 恥ずかしそうに下を向いた そしてあたしを中に招き入れた 扉の奥は白い壁、 赤い絨毯に囲まれた部屋。 そんな空間の中で 自己紹介を始めた。