【完】私の王子様・・・!?


っていうかさっき来たときは
いませんでしたよね・・・?


あたしは首を、
お爺さんと同じように傾げた






「おっ、申し訳ありません。
自己紹介が遅れました。

外は寒いでしょう?
とりあえず中へ。」



お爺さんは頬を赤く染め、
恥ずかしそうに下を向いた



そしてあたしを中に招き入れた




扉の奥は白い壁、
赤い絨毯に囲まれた部屋。


そんな空間の中で
自己紹介を始めた。