あたしから言わしてもらえば、この人達の方が目障り。 あたしが先輩とどうこうしようと、恋人同士なんだからいいじゃん。 周りにとやかく言われる筋合いないし。 しかも“ただの”クラスメイトなんでしょ? 先輩と何も関係ないなら、でしゃばらないでよ。 そんな事を思いつつ、この場を脱す方法を頭の片隅で考えてた。 優姫が助けに来るはずないし。 護身術は少し習った事あるけど……使うか…? でも人数がっ……。 「何やってんの?」 「……せんぱ…い……」 先輩だ……。