受験どうだったか、なんては聞けない。 これはあたし的の御法度だ。 「久しぶりの先輩だぁ…」 「わかったから、離れないか?」 そう言われて先輩から離れた。 「桐野ー、卒業式の練習行くぞ」 「あぁ…」 そっか…3年生は今から卒業式の練習か……。 「わりぃ天歌」 「いいですよ。あたしも教室戻らないと、授業始まるんで」 「そうだな、」 本当は先輩ともっと一緒にいたいって思ったけど、ここは我慢。 「じゃ、また後で来ますね!!」 「おう」 ――先輩との高校生活が、徐々に終わりを告げる。