「でも今のあたしがいられるのは、そのおかげなんだけどね」
お祖母ちゃんは笑って言った。
未だに若者の心を忘れない、元ヤンのお祖母ちゃんだけど、生きてきた今までの人生は伊達じゃない。
「勉強、大変だった?」
「徹夜だって普通にしたし、子育てしながら大学に行ったのよ。楽なわけがないじゃない」
「だよね……」
お祖母ちゃんは凄い人だと思う。
「それで、天歌ちゃんは大学行くの?」
「うーん。まだ決めてない」
「勉強するなら上を目指してた方がいいわよ」
「何で?」
「無理だって思った時に、レベルが下げれるから」
なるほど……。



