LOVE★sick




離れた所にある椅子に座って優雅にマンガを読んでいた優姫。



まだ帰る気はなさそうだ。



「優姫っ!!あたし帰るからねっ!!」

「あっそ」

「帰っていいの?」

「どうぞ勝手にしてくださいな」

「ぶー」



つれないなぁ〜…。



何でいつもそうなの?



マンガを読み始めた優姫をどうこう出来ない。



「あれ? 先輩は?」

「杉山さんが遅いから帰っちゃったよ。
アイツ気分屋だから」

「気分屋……」



気分屋でもいいから、せめて帰るって一言ぐらい言って欲しかった!!



「どんまい、天歌」



もうっ!!