LOVE★sick




そんな時、ずっと黙ってたママが口を開いた。




「音弥君とMr.Kが親子って、どういう事!?」



…ママ……。



場の空気読んでよ……。



「琉莉、黙ってろ」

「黙ってろじゃない!!それって本当なの!?」

「本当も何も、お前が言ってただろ。Mr.KのKはキリノのKだって」

「言ったけど……」

「音弥君の名字は桐野だろ?」

「……だったね」



ここまでママがバカだとは思わなかった。



すごく呆れるんですけど……。



「それよりも音弥君の事だ。俺達にはどうする事も出来ないけど、何かしてあげたいよな……」