く、悔しい〜!! 絶対、ぜーったい、負けないんだから!! あたしの気合いは十分。 「声合わせていこうね、」 「はいっ!!」 ピストルの音が鳴って、綱を引き合う。 「いちにっ…いちにっ…」 思いっきり引いてるのに、なかなかうまくいかない。 「うわっ……」 一気に軽くなったと思った途端、相手のほうに引き寄せられる。 ……ま、負けてしまった……。 「負けちゃったね…」 「うん…」 「天歌ちゃん…?」 「頑張ったのに〜…」 「だね、」