何気に騎馬戦は盛り上がる競技で、しかも男子ばっかりだから、白熱する。
ぶつかり合うから、怪我人がたくさんでる。
騎馬戦が終わってからも、まだ怪我人の手当てが続く。
最後の人の手当てが終わった所で、一段落。
「こんなに怪我して、どこの組が勝ったんだろうね?」
「3組だって。毎年7組が有力だけど、それに対抗すべく3組は運動部を集めたらしいし」
「ふーん…」
まぁ先輩は、騎馬戦ってイメージじゃないし、面倒くさがるだろうし。
「杉山さん、もうすぐ綱引きなんじゃない?」
「もうそんな時間!?」
ついにあたしの出番がきた。



