季節は本格的な冬になって、カレンダーも残す事あと一枚になった。 そしてもうすぐクリスマスがやってくる。 そう、もうすぐクリスマス。 なのに………――― 「あぁ!!もうっ!!やってられない!!」 「うるさい」 「何でこれしなきゃいけないの!?」 「だまれ」 「あたし関係な――痛っ!!」 急に飛んできた分厚い本があたしの腕を直撃。 「物を投げるな!!」 「うるさいって言うのに、黙らない天歌が悪いの」 「こんな事させる優姫が悪いの!!」 「………」 「無視すんな!!」