「はいこれ、弁当箱」 「ありがとうございまーす」 先輩は毎日全部食べてくれるから、作ってるあたしはかなりうれしい。 「天歌はもう帰んの?」 「あ、はい」 「なら家まで送ってく」 「えっ!?」 「今からだと、帰り暗くなる。それとも嫌か?」 「全然っ!!」 先輩と一緒に帰るって珍しい事だから驚いただけで、あたし的にはかなり嬉しい。 いつも先輩、早く帰っちゃうし。 「バッグ取ってきます!!」 「玄関にいるからな」 「はーい」 あたしはそう言って、自分の教室に戻って行った。