もちろん優姫と、その時にはすでに幼馴染みだった。 『コラ、天歌。俺はオッチャンじゃないぞ』 『かなたオッチャンは、オッチャンだもん!!』 『天歌ぁ〜』 『それより、ゆーきは?』 『無視かよ……』 自分でいうのもなんだけど、あたしは周りに愛されて育った。 いつも周りにはみんながいた。 温かく包まれていたと思うの。 『琉莉、受付に』 『あ、うん』 ママは姫ちゃんを連れて受付に行き、奏太オッチャンも優姫やおばさんの所に戻っていった。 残ったあたしとパパは、桜の木の下に立っていた。