「さてと、そろそろ帰るか、」 「あのっ…!!」 「どーした?」 「……先輩の夢ってなんですか?」 「俺?」 「はい、」 「俺の夢は……――」 その言葉を聞いた時、あたしの心臓はドクドク鳴っていた。 ――――『俺の夢は、この先ずっと幸せで暮らせるような、人生を歩みたい。』