―――えっ……。 「天歌は今までつるんできた女と全然違うし、一緒にいてて見てるこっちが楽しいし、重いなんて思ったことない」 「せんぱっ……」 「天歌の自然体なとこ、好きだよ」 ヤバいよ、あたし泣きそうだよ。 「でもっ…あたしのっ…夢とか…」 「天歌の夢?」 「…素敵なお嫁さんになって、幸せな家庭を気付きたい……」 「………」 「重い……ですか?」 「………」 何も答えなくなった先輩。 高校生にして考える事じゃないかもしれないけど、それでもあたしの夢……。 やっぱり重いよね……。