サボってたって事は、もしかしたら、もういないかもしれないよね。 でも行かなきゃわかんないし!! 「よしっ、」 あたしは方向転換をして、先輩がいるであろう保健室へ向かった。 「失礼しますっ!!」 シーンとしている保健室。 保健の先生は外出中らしい。 でも人の気配はしている。 一番奥のベッドから……―― 「あ、やっぱり」 「先輩っ!!」 「天歌だろうなぁ〜って思ったけど、マジで天歌とは」 「先ぱ〜い!!」 あたしは思いっきり先輩に抱きついた。