LOVE★sick







教室も、屋上も、購買も回ったけど、先輩はいなかった。



いったい何処にいるの!?



あたしとすれ違いで部室にいたら骨折り損だから……。



「あっ、優姫!? 先輩来てないよね!?」

『先輩? 来てるわけないじゃん』

「だよね……」



……あたしの思い過ごしか。



『あ、ちょっと待って、』

「ん?」



どうかしたのかな?



『部長から伝言。桐野先輩、保健室らしいよ。サボってたって』

「保健室!!」



そこはまだ調べてなかった!!



『ありがと、優姫!!』

「どーも」