いつも通りの朝には代わらないけど、なんだか今日の気分は違った。 「おはよ、」 「………はよ」 「声小さっ」 「寒いんだもん」 校門の前で会った優姫。 いつもとは真逆のテンション。 寒いのが苦手なあたしは小声になってしまうのに、今日の優姫は珍しく普通。 優姫だって、寒がりなはずなのに。 「……なんかいいことあった?」 「ん〜あった」 どうせオタクの事だろうな。 あたしが聞き返してもわからない内容だろうから、あえて聞き返さなかった。 優姫も優姫で、そんなあたしを気にとめない。