「それより優姫、今まで何してたの?」 そう言ったあたしに、優姫は目を大きくあけた。 「天歌、あんた知らなかったの?」 「何が?」 「……まったく。後で写メ見せてやるから……」 「……?」 頭の上にハテナマークをつけたあたしに、優姫は深い溜め息。 いや、本当に何の事かわかんないし。 写メって何なの? 「恋は盲目っていうけど、天歌は恋じゃなくても盲目ね」 「なっ!!」 あたし盲目じゃないし!! ちゃんと周り見渡せるほど、天然じゃないもん。 「そういや、桐野先輩はいいの?」