―――――…… 「疲れたぁ〜…」 あたしの出番は終わった。 昼からは先輩と一緒に回る予定。 でもその前にメイク落とさなきゃ。 制服にも着替えなきゃね。 「あ、優姫!!」 あたしと入れ替わりの優姫が衣装に着替えてやって来た。 「あんな何メイクしてんの?」 「天歌貞子だよ。明るい所で見たらイケてるでしょ」 「はぁ〜…。天歌らしい」 「優姫もしなよ」 「ヤダ」 「あ、はい…」 あたしってどうも優姫に逆らえないんだよね。 幼馴染みなのに。