「ちょっとパパっ!!何なのよあの雑誌っ!!」
「雑誌…?あぁ、音弥君……」
「あれのせいで、先輩の周りに女ばっかりなんだから!!」
「それ、別に俺のせいじゃなくね?」
「あと1ヶ月遅かったら、文化祭に被らなかったの!!」
「………だな」
先輩は繁華街でちょっと名の知れた存在だし、さらに先輩の名が知れ渡った。
「まぁ…うん。モテる男は違うよな〜…」
「…………」
パパだからそんな事言えるだけで、彼女ね立場からしてみれば、ドキドキハラハラなんだから。
もしあたしより可愛くて清楚な女の子が先輩の目についたら、って。



