次の日、あたしは今日撮影するスタジオに先輩と来ていた。
「天歌、お前は反対しなかったのか」
「うっ…それは…」
最初はしたけど、先輩のモデル姿見たいという誘惑に負けたなんて言えない!!
「ふーん」
「でも先輩っ!! よく引き受けてくれましたね」
「彼女の父親の頼みを断れるわけねぇだろ」
「そーですよね……」
そう言っても、なんだかんだで引き受けてくれた先輩。
だからパパに頼んで、今日はあたしもついてきた。
「挨拶してぇんだけど、どこ行けばいいの?」
「えーっと、まずメイクとかするから控え室に行って、らしい」



