LOVE★sick




次の日、あたしは今日撮影するスタジオに先輩と来ていた。



「天歌、お前は反対しなかったのか」

「うっ…それは…」



最初はしたけど、先輩のモデル姿見たいという誘惑に負けたなんて言えない!!



「ふーん」

「でも先輩っ!! よく引き受けてくれましたね」

「彼女の父親の頼みを断れるわけねぇだろ」

「そーですよね……」



そう言っても、なんだかんだで引き受けてくれた先輩。



だからパパに頼んで、今日はあたしもついてきた。



「挨拶してぇんだけど、どこ行けばいいの?」

「えーっと、まずメイクとかするから控え室に行って、らしい」