「それより今日、急に現れないでよね。先輩も困ってたと思うし」
「だよな〜…。俺も彼女の親に会うのは気まずいと思ったし。そんな体験してないけど」
「親公認だったんだよね?」
「琉莉ん家のおばさんにはいつもお世話になってた第2の母だしな」
幼馴染みが異性って、やっぱり意識し合うのかな……。
ケータイ小説的な展開に。
……まぁあたしの幼馴染みは、オタクの女の子なんだけど。
その時、パパの携帯が鳴って、話が途切れた。
あたしは買った食材を冷蔵庫にしまってた。
「はあ!? ドタキャン!? 事務所には問い合わせたのか!!」
ん…?



