LOVE★sick




パパが来るのも時間の問題だった。



「まさか天歌がここにいるとは予想外だよ」

「パパ……」



せっかく先輩と一緒にいるのに、何でいつも邪魔が入るんだろう……。



「へぇ〜。やっぱ天歌が惚れるだけある。俺、天歌のパパ。よろしく」

「よろしくお願いします……」

「あ、緊張してる?リラックスしていいよ、って言っても無理かな…。名前聞いていい?」

「桐野音弥です」

「音弥君か〜。これからも天歌をよろしくね」



そう言ったパパは涼平クンに呼ばれて、離れて行った。



はぁ〜…。


もうっ……。



「ごめんなさい…先輩……」