いつまでたってもハイテンションムードを漂わせるあたしに、優姫は呆れてる。 先輩と田渕部長は他の話を始めた。 一人変なテンションなのは嫌だけど、これだけは抑えきれない。 「ほら天歌、昼休み終わる」 「へっ…」 いつの間にそんな時間!? 「じゃ、先輩。教室に戻ります!!」 田渕部長との話を止めずに、軽く手をあげた先輩。 話ながらでもあたしの声を聴いてくれてる証拠だよ。 「ほら早く」 「待って…」 優姫に急かされなかったら、もっとゆっくりしたかったのにな〜…。 でもまぁ、今日の所はいいか。