翌日、 昼休みに廊下をよたよたと歩く 伊藤の姿を発見した 手元を見ると、何か荷物を 運んでいるらしかった 俺は伊藤の隣に並び、 伊藤の手から 荷物をひょいと持ち上げた 「あ…」 「重かっただろ? 俺が持つから」 「大丈夫だよ!」 「でもよたよたしてたし」 「うっ」 「大人しく俺に持たせとけ」 「…うん ありがとう」 「ん」 「「…」」 会話が途切れた